キレイへのヒント

お肌の「ターンオーバー」ってどういうこと？

こんにちは。美容コンサルタントのひなです。
先月はお肌の角質に関するお話をしました。
今月はその角質と深く関連する「ターンオーバー」についてお話をします。

 

【ターンオーバーとは】

ターンオーバーとは「お肌の生まれ変わり」のことを言います。
お肌は一番上から表皮、真皮、皮下組織の三層から成り立っており、表皮の一番底に「基底層」という層があります。

 

この基底層から新しい細胞が生まれ、新しい細胞に下から押し上げられながら14日間かけて成長し、お肌の表面の角質へ向かっていきます。
さらに14日間角質として、潤いを保ったり外敵から保護する役割を果たしおえて、垢として剥がれ落ちるサイクルがターンオーバーです。
個人差はありますが、28～30日程度で繰り返されます。

 

【ターンオーバーが乱れた肌状態】

ターンオーバーがスムーズに28～30日程度のサイクルで繰り返されると、お肌トラブルもなく、健やなお肌を維持することができます。
年齢を重ねていくと代謝が落ち、ターンオーバーが遅れがちになります。
ですが、現代女性の中にはターンオーバーが早過ぎてしまう方も増えてきています。

 

ターンオーバーが乱れる原因は様々です。
●睡眠不足
●ストレスが溜まっている
●日焼け
●クレンジング、洗顔のし過ぎ
●ピーリング剤などによる角質の取り過ぎ

 

では、ターンオーバーが早すぎてしまうと、お肌はどんな状態になるのでしょうか。
基底層から生まれた細胞は、毛細血管からの酸素や水分、栄養素などが不十分で、未熟な細胞の状態で、押し上げられ、角質になります。
未成熟な細胞が角質になると、バリア機能が弱くなるので外的刺激に弱く、お肌が敏感になり、赤くなったり、チリチリと痛くなったり、肌荒れ、吹き出物などのあらゆるお肌悩みが現れます。
人でイメージすると、ターンオーバーが早いということは、「小さな子供が成長段階にも関わらず社会人として働く」ということです。どうしても未成熟な細胞に負担がかかり、お肌悩みが増えてしまいます。
だからこそ、ターンオーバーは早過ぎず、遅過ぎず28～30日程度の正しいサイクルで繰り返されることが大切なのです。
次回はターンオーバーを整える方法についてお話します。
それではまた次回お会いしましょう。